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契約書にハンコがいらない電子契約!「リーガルテック」の未来とは。

契約書締結にハンコがいらない?

契約書などの法律文書といえば、印鑑が必須というイメージがありますよね。

これだけ、インターネットが普及した時代に、紙の契約書って…と思うかもしれません。
しかし、そんな時代は終わるかもしれません。

弁護士ドットコムが「CloudSign」(クラウドサイン)という電子契約サービスをリリースしました。

このサービスは、クラウド上で契約書の締結・保管ができるというもの。

契約書のやり取りが全てオンラインで終わりますので、

  1. 契約締結作業のスピード化
  2. 印紙税の削減
  3. 契約書管理コストの軽減

などのメリットがあります。

では、このようなオンラインでの契約書の締結は、有効なのでしょうか?

権限のある人間が契約書を締結したかの証明が難しい

このサービスの問題点は、契約締結権限のある人が締結したかが不明確なところです。

例えば、「CloudSign」(クラウドサイン)で契約を締結した後に、相手の会社が、「この契約は営業担当者が勝手にやったことで、会社としては判断したものではない」と言われた場合、反論が難しくなってしまうのです。

この点は、「CloudSign」(クラウドサイン)の利用規約でも、

当サービスを利用されるお客さまが当該合意をする権限を有しているかについて証明するものではございませんので、お客さまご自身でご確認ください(利用規約4条1項)

と記載されています。

なぜ、契約書がハンコが必要なのか

そもそも、なぜ契約書のハンコが必要なのでしょうか?

それは、法令上、その人(会社)のハンコが押されていれば、その人(会社)の意思で作成したものと推定されるからです。ハンコがあれば、これは担当者が勝手にやったことだといえなくなるのです。

そうすると…オンライン上での契約は難しいのでしょうか?

電子署名という方法

この問題を解決するには、「電子署名」という方法があります。

電子署名法では、本人による電子署名が行われている時は、紙にハンコが押されているのと同じ効力が生じると規定しています(電子署名法3条)。

この電子署名を使った電子契約サービスも、次々に出ています。

代表的なところでは、ソフトバンクコマース&サービス株式会社が提供している「サインナップワン」

新日鉄住金ソリューションズのCONTRACTHUBなどがあります。

法律にもデジタル化の波が

このように、古い業界の代名詞ともいえる法律の世界にも、デジタル化の波が確実に来ています。「リーガルテック」の分野が、今後伸びるかもしれません!


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