バイラルメディア「BUZZNEWS」や「A!@attrip」…facebookやTwitterなどで、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
「BUZZNEWS」は、2月6日閉鎖され、全記事が閲覧できない状態になり、「A!@attrip」(アットリップ)も全記事を削除し、運営を改善すると発表しました。
この「BUZZNEWS」、「A!@attrip」閉鎖の原因は、コンテンツ盗用。そもそも、こういったバイラルメディアに掲載されているコンテンツのほとんどが、ネットで公開されている面白い画像や動画、感動するエピソードをコピペして拡散し、大量のトラフィックを集めていたのです。
参考サイト:「BUZZNEWS」 サービス終了のお知らせ
自分たちが作ったコンテンツが、無断で使われている…インターネットの世界ではよくある話…だけど、コンテンツホルダーからしたら、絶対に許せないですよね!
そういった被害にあった場合に、コンテンツホルダーとしては、どう対処すればいいのでしょうか?
一番わかりやすいのが、コンテンツをパクっているものに対し、著作権に基づき、盗用コンテンツの削除や損害賠償を請求することが考えられます。
損害賠償と言われても…いくら請求していいのか分からないよ…とお思いのあなた!ご安心ください!
著作権法では、著作権を侵害した側(パクった側)が、それによって利益を得ていた場合には、相手方の利益額を損害賠償できるという規定があります。
また、相手方の利益額が分からなくても、いわゆる著作権のロイヤリティ金額を損害賠償できるという規定もあります。
なので、著作権を侵害している者に対しては、損害賠償しやすい法規定になっているのです。
盗用コンテンツが、ブログサービス(アメブロやFC2など)やECサイトに掲載された場合を例にとると…
そのブログサービスに対して、自社の著作物が侵害されている旨を通報し、盗用コンテンツの削除を要求することが考えられます。
ブログサービスを運営している会社やECサイト運営事業者などは、権利侵害を通報するフォームがあることが通常なので、 そこから入力して通報することが出来ます。
また、プロバイダ責任制限法に基づいて、事業者に対して請求するという方法もあります。こちらの方が法令に則った手段なので、迅速対応してもらえる可能性が高いです。
著作権侵害があまりにひどいようだと、著作権法違反で警察に刑事告訴という手段もあります。
刑事告訴する場合には、必ず
①これまでの経過
②自社が著作権者であることの証拠
③著作権侵害の証拠(ネットの画面をプリントアウトするなど)
を準備して、警察にいきましょう!
警察も数多くの事件を抱えているため、手ぶらでいってもほぼ相手にされません。
きっちり証拠を見せて、事件化してほしい旨を警察官に伝えることが大事なのです!
以上のように、せっかく汗水垂らして作り上げたコンテンツを無断で盗用する者に対しては、厳正にかつ速やかに対処するようにしましょう!