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オンラインゲーム、ガチャ運営で注意すべき法律チェックポイント【弁護士 解説】

IT企業のための法律

皆さま、こんにちは。弁護士をしております、中野秀俊と申します。今日のテーマですけれども、オンラインゲーム・ガチャの法律チェックポイントというお話をしたいと思います。

オンラインゲームやガチャを回すということがあると思いますが、これについてどのような法律的チェックポイントがあるのかをご説明したいと思います。

景品表示法やコンプガチャの問題

オンラインゲームやガチャについては以前も少しお話していますが、景品表示法やコンプガチャの問題などがあります。

これに加えて、日本オンラインゲーム協会からは自主規制としてガイドラインなども出ています。

これは法律ではないため強制力はありませんが、行政もこのガイドラインを参考にして規制しているところがあるのも事実です。

日本オンラインゲーム協会から出されているガイドラインには「ランダム型アイテム提供方式を利用したアイテム販売における表示および運営ガイドライン」や「オンラインゲームにおけるビジネスモデルの企画設計および運用ガイドライン」などがあります。

このガイドラインは非常に参考になるものなので、これをふまえたうえで注意すべきポイントをまとめてみました。

アイテムの出現確率

まずはアイテムの出現確率についてです。たとえば、「有料ガチャを回すとSSランクの〇〇キャラが確定!」などといった広告があるとします。

このような有料ガチャの広告ではレアアイテムの出現確立をきちんと正しく表示しなければいけません。ここは非常にもめやすい点であり、消費者庁からも規制されやすいところになります。

「レアアイテムが10%の確率で出る」といっていたのに「実は1%だった」というのは絶対にダメなので、ここは注意が必要です。アイテムの出現確立は正確に表示をしなければいけません。

キャラクターの仕様の表記

またキャラクターの仕様についても注意が必要です。たとえば、レアアイテムを持っているキャラクターやポケモンであれば色違いポケモンのような形でキャラクターや装備品、アイテムの希少性を訴求して消費者を誘引する場合には、本当にレアなのかどうかも含めて正確な記載が必要になります。

「色は〇〇色で装備はこう」「クリスマスバージョンはこんな感じ」といった形できちんとした表示が必要であり、後から仕様変更がある場合にはその旨も記載しなければいけません。「特別バージョン」とうたっていたにもかかわらず、ある時期から完全に実装されるとなると特別ではなくなってしまいます。

ですので、仕様変更が予定されている場合はその旨もきちんと記載することが重要です。

不当な価格表示

最後のチェックポイントは不当な価格表示についてです。1つ100円で売られているものを「今ならキャンペーン中につき3つで300円!」などと記載してはいけません。実際は安くなっていないのに、安くみせる・お得にみせるような表示は指摘される可能性があります。

オンラインゲームやガチャ運営については、基本的には正確な記載をしていただければ問題ありません。当然ですが、盛ったような表現やウソはNGというところに注意していただきたいと思います。