「今、何件くらいの案件を抱えているんですか?」
この質問、よく聞かれます。
改めて数えてみると…72件!
平均的な弁護士が、40~50件と言われているので…
皆様のおかげで、たくさんのお仕事をさせてもらっていますm(__)m
ここで、気を付けなければならないこと…それは
「弁護士と依頼者の認識のギャップ」
依頼者にとって、弁護士に相談するということは、
非日常のこと。特に個人の依頼者にとってみれば、
一生に一度あるかないかの大事件です。
一方…弁護士からすると…
一度に多くの事件を扱っていて、
しかも、弁護士のところにくる案件はヘビーなものばかり…
ともすると、「数あるうちの一つの事件」になってしまいがち…
弁護士と依頼者との間で、トラブルになる根本の原因は、
この「認識のギャップ」にあるのではないかと思います。
この「認識のギャップ」を生じさせないために、どうするか…
その方法として
進捗状況について、こまめに報告する
ということをしています。
なーんだ、そんなこと…と思うかもしれませんが…
これって、非常に大事なこと!
弁護士沙汰になるということは、かなりのトラブルになっているということ。
そうすると…解決までにそれなりの時間が必要な案件も多いのです。
例えば裁判になれば、1年以上はかかってしまいますし、
こちらが迅速に処理しても、相手方の対応が遅く、案件が滞ってしまう場合もあります。
そんなときに弁護士から何にも連絡なかったら、
依頼者は、不安になりますよね。
人間って何にも連絡がないと、悪い方に考える傾向があります。
遠距離恋愛していて、相手から連絡がないと、
「浮気しているんじゃないか」と疑ってしまうのと一緒です。
なので…私は、定期的に
①現状の報告
②今後の見通し
を依頼者に説明するようにしています。
例えば…
「現在の進捗状況としては、1週間前にこちらから、相手方に要望書を提出しました。
しかし、相手からは今のところ何も返信がありません。
今日また連絡を取ってみて、もし返信がないようなら、訴訟しましょう!」
という風に。
これをタスクとして、予定表に書きこんでいます。
こんな風に、マメに連絡を取っていると、
依頼者との関係も良好にいくことが多いです。
マメに連絡を取る…男女関係にも通じるものがあるような…
私…仕事だと、「マメ男」なのですが、
プライベートはなかなか…
女性に対しても、「マメ男」にならねばと思ったアラサーの秋でした(ロ_ロ)ゞ