IT法務・AI・暗号資産ブロックチェーンNFT・web3の法律に詳しい弁護士|中野秀俊
グローウィル国際法律事務所
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押えておきたい!インターネット事業者のためのトラブル対処法(2)

前回…
他のユーザーや第三者から、
権利を侵害している投稿があると通知されたら、
事業者としてはその対応を迅速に検討する必要がある。
とお伝えしました!

では、具体的にどのような対応をすればいいのでしょうか。

一番わかりやすいのが、
問題となっている投稿を削除する!
という方法。

そのためにも、利用規約等で
「事業者が権利侵害であると判断した場合には、
投稿情報を削除することができる」
という規定を予め定めておく必要があります。

しかし…
他のユーザーや第三者からの権利を
侵害している投稿があるとの通知が、
間違っていた場合または嫌がらせ目的の
嘘の通報であった場合には…
投稿したユーザーからクレームをされる
可能性があります…(*゚ロ゚)ノエライコッチャ!!

まさに板挟み状態…(^^ゞ

そこで、事業者としては、
①問題のコンテンツが権利侵害をしているかを確認する
②コンテンツを削除する場合は、誤申告であった場合に備えて、
元に戻せるようにしておく
などの対応をしておくと安心です。

①問題のコンテンツが権利侵害をしているかを確認する
って言っても…権利を侵害しているか分からない…
という場合には、専門家である弁護士等に相談するのが
得策です。

想定できるリスクには、適切に対処しておけるように、
万全の準備をしておきましょう!