IT法務・AI・暗号資産ブロックチェーンNFT・web3の法律に詳しい弁護士|中野秀俊
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IT弁護士が語る!「ウェブマーケティング」と「司法試験」の共通点

あるウェブマーケッターとの会話

先日、SEOなどに詳しい

ウェブマーケッターさんと

お話していたときに、

「ウェブマーケティングは、こうすればうまくいく

という正解がない。Googleもアルゴリズムを

完全に公開しているわけではない。

だから、多分こうかな~という仮説と検証を

繰り返しているんです…」

「結局、Googleの手の平で踊らせているんです…」

少し、寂しそうな顔が印象的でした…(^_^;)

これって、司法試験も同じ!

手の平で踊らされている

これを聞いたとき、思いました。

司法試験も同じではないかと。

司法試験は、論文式試験が大きな山場なのですが、

この論文式試験…

なんと、採点基準などが非公表!

つまり、どういう風に書けば、

合格するかということがわからないのです!

ガビーン(;´д`)

司法試験は、ブラックボックス?

一応、出題者である法務省から、

「出題の趣旨」と「採点実感」

というのが、公表されます。

これは、今年の問題は、こういう問題で、

こういうことを書いて欲しかったんだよね~

ということが書かれたもの。

でも…「じゃあ、これが正解です」

みたいなことは書いていない!

なので…

「何をどこまで書けば、合格できたか」

「そもそも加点方式なのか減点方式なのか」

さえ、わからないブラックボックスなのです!

箱の中身が全くわかりません( ̄◇ ̄;)

仮説と検証の繰り返し…できるかい!!

じゃあ、受験生はどうやって勉強しているのか

それは、

「出題の趣旨に、こう書いてあったから、

こういう風に書けば、高得点だろう」

「合格した先輩は、〇〇を書いたら、

高得点だったらしい」

という仮説を立てるしかないわけです。

しかし、まさにウェブマーケティングと一緒。

でも…ウェブマーケティングと違うところ…

それは…

仮説と検証の繰り返しに限界

があるということ。

だって、司法試験は一年に一回。

今年落ちたら、来年までチャンスはありません。

しかも、今の司法試験は、

ロースクールを卒業してから、

5年以内に、3回しか受験できません!

仮説と検証を繰り返していたら…

えらいこっちゃな事態になってしまいます(*゚ロ゚)ノエライコッチャ!!

 

ルールを作る側に回る!

つくづく思うのは…

やはり、ルールは作る側に回らないと

いけないなぁということ。

ちなみに…私、女性の手のひらで

踊らされるのは、嫌いではないです…

あしからず(_)ゞ