IT法務・AI・暗号資産ブロックチェーンNFT・web3の法律に詳しい弁護士|中野秀俊
グローウィル国際法律事務所
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効果的な利用規約を作ろう(2)

でも戸惑うばかりで過ぎてゆくね 時間だけ♪」

(素直になれたら/JUJU feat. Spontania)

一方的な想いは、切ないですね…(゚´Д`゚)

一方通行は、切ないです…

利用規約は、事業者が一方的に

決めることが出来るので、非常に便利なものです。

しかし、その内容…どんなものでもいいのでしょうか?

「利用規約は、事業者側で一方的に決められるから、

事業者側が一方的に有利なものを作ろう」

…限界はないのでしょうか?

えこひいきも、度が過ぎると…

ウェブ上で、一般消費者に対してサービスを提供したり、

アプリを提供する場合に、気を付けないといけないのが、

「消費者契約法」

という法律です。

消費者契約法では、

消費者が一方的に不利になるような契約

無効としているんですね…(*゚ロ゚)ノエライコッチャ!!

押え込んでも、「有効」にはなりません!

利用規約に以下のような条項があれば、

今すぐに修正する必要があります。

① 民法上、本来負うべき責任を負わない旨の規定

例①「商品に欠陥があった場合でも、一切責任を負わない」

例② 「納期までに商品を引き渡さなかったとしても、

一切の責任を負わない。」

その通り!!

② 消費者の利益を一方的に害する規定

例:「注文者からは、一切の解除を認めない。」

③ 消費者に対して過大な損害賠償額を要求する規定

ex「消費者が支払い期限までに、料金を支払わなかった場合には、

年40パーセントの遅延損害金を支払うものとする」

(法律で認められる上限は、14.6パーセント)。

( ̄◇ ̄;)エッ!!?

上記はほんの一例です。

せっかく作った利用規約も無効とされたら意味がないので、

きちんと法律を守った規約を作りましょう(_)ゞ