IT法務・AI・暗号資産ブロックチェーンNFT・web3の法律に詳しい弁護士|中野秀俊
グローウィル国際法律事務所
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せっかく作った利用規約を無効にしないために(2)

前回、せっかく使った利用規約が

ユーザーとの間で無効になってしまうかも…

という話をしました。

https://it-bengosi.com/blog/riyoukiyaku-not-mukou/

そして、事業者が考えなければならないのは、

①利用規約の表示方法

②ユーザーからの同意の取得方法

それでは、具体的にどういう方法があるのでしょうか。

一番明快なのが、サービス申込時に、

①利用規約を全文表示し、

②「利用規約に同意する」

といったチェックボックスにチェックを求める。

といった方法。

きちっと利用規約の全文を表示し、

ユーザーからの同意を得ているので、

同意を取得する方法としては、

確実性が高いです。

し、知りたい…( ̄▽ ̄)

しかし…このパターンでは…

・ユーザーが長い利用規約にうんざりしてしまう。

・スクロールやクリック数の多さに嫌気がさして、

申込みから離脱してしまう…

なんてことが起きてしまうかもしれません(*゚ロ゚)ノエライコッチャ!!

そこで!

①利用規約へのハイパーリンクにより、

 利用規約にアクセスできるようにしておき、

②「利用規約に同意する」

といったチェックボックスに

チェックを求める…という方法。

この方法であれば、

利用規約の記載に興味がある人にも配慮しながら、

利用規約にあまり興味がないユーザーには、

簡単に利用規約に同意を取得することが可能です。

お・も・て・な・し

経済産業省がまとめている

「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」

http://www.meti.go.jp/press/2012/11/20121120001/20121120001.html

にも、詳しく掲載されております。

でも、この資料、323ページにも及ぶもの…

膨大な量…読むの大変だし、

読んでもよくわからないし…( ̄◇ ̄;)

そんなときは、どうするか…

「インターネット法務の開拓者」

弁護士中野がいるじゃないですか!!

どや顔!!

せっかく作った利用規約…

間違っても、ユーザーとの間で

効力がないなんてことに

ならないようにしましょう(_)ゞ