私、毎日たくさんのIT企業の方から、ご相談を頂きます。
本当にありがたい限り!
そこで、今回は今年1月~3月までの間に、
IT企業から相談が多かった
法律相談BEST3をお贈りします。
ズバリ、労働問題
IT・ウェブ業界は、変化が早い業界…。
イケイケドンドンな経営者も多いです。
その分の労務問題も頻発する…
なので、
・従業員から、未払残業代を請求された
・社員がうつ病になってしまった
・問題社員を解雇・転籍させたい…
といった相談は、日常的に舞い込んでいきます。
労働問題は、なかなかヘビーなものが多いです…。
第2位は、システム開発上のトラブル
これは、システム・ソフトウェアの開発業務には、
切っても切り離せない問題です。
・ユーザー側のせいで、納品期日に納品が間に合わなかったのに、
ユーザーが代金を支払わない。
・当初の仕様とは別に追加の業務をしたのに、相手が追加費用を認めない。
・納品されたものの、バグが多く使い物にならない…
この問題は、開発者側とユーザー側が、どういうものを製作するか
あいまいにしたまま、プロジェクトが進んでしまっていることに問題があるのですが…
しっかりと固まるまで待っていられない業界の事情もあり…
難しい問題です。
そして、第1位は!!
ウェブサイト・広告の表記に関する相談
具体的には、
・このウェブサイトの表示は、法律的に大丈夫か。
・自社広告で、こういう表現をしたいが、これは法律に抵触するか。
・他社のサイトで、自社の画像が無断で使われている
などなど…
法律的にいうと、
特定商取引法・景品表示法・著作権法・不正競争防止法
などが関わってくるところです。
この分野は、行政罰や刑事罰もあるところで、
お役所からの勧告や経営者が警察から逮捕される事態に発展している
事例も増えているので、IT企業も敏感になっているのかもしれません。
私の顧問先企業には、よくいうのですが、
何かあってから対応するって、面倒くさくないですか?
相手と交渉して、対応検討して、弁護士に相談して、裁判して…
これって、すごいコスト…
それよりも、その「何か」を起こさないようにする
方が、時間的にも費用的にも、明らかにお得ですよね!
なので、私の顧問先企業には、
その何かを起こさないように、社内の体制を整備しています。
(*゚ロ゚)ノエライコッチャ!! な事態になる前に、予防する…
これって、夫婦関係でも一緒のような…
今日は、花でも買って帰ろうかな(ロ_ロ)ゞ