前回…「ITの世界に、法律が全く追いついていないのが現状である」
とお話させて頂きました。
https://it-bengosi.com/blog/man%EF%BC%86woman/
これは…インターネットの法律問題に対して、
法律が整備されていない
判例が確立されていない
ということなんです!
前例がない…ここに、インターネット法務の一番の難しさがあります。
判断の拠り所がない…これって、非常に難しい…。
誰かに頼りたいときって、あるよね…。
ただ、これって逆にいうと…
自分が前例を作れるということ。
自分がルールを作っていく
そこにインターネット法務の醍醐味があると思っています。
「インターネット法務の開拓者」というキャッチフレーズも、
まさに「インターネット法務という新境地を開拓してやろう」
という意味が込められているのです!
「フロンティアスピリッツ」で、やっております!
それでは、はっきりとした前例がない場合に、
どうやって、法律的な判断を下すのか。
例えば…
「この新サービスは法律に触れますか」
「この新事業は、法的リスクがありますか」
と聞かれて…法律も判例もない、全く前例が場合にはどうするのか…。
この場合には、既存の法律や判例から解釈していくしかないわけです…。
つまり!
既存の法律や判例を
新しいITの世界のために加工し、
当てはめていく…
バラバラなパーツを、新たに組み立てていく
まさに、プラモデルを作る作業に似ているのかもしれません!
プラモデルと言ったら、「ガンプラ」でしょ!
ただ…確固とした法律や判例がない…
ということはリスクも伴います!
なので…
「ここは、法律が規定していないところなので、罰則等はありません」
「ただ、裁判で争われた場合には、こういうリスクがあります。
リスクを最小限にするためには、こうしましょう!」といったように、
きちんとメリットやリスクを把握し、
それをクライアントに説明できるか
ココが、腕の見せ所になるわけですね!
「ITの世界に、法律の息吹を」
このくらいの気構えで、仕事に邁進しております(ロ_ロ)ゞ