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「佳子さま」脅迫事件にみるインターネット上の悪質投稿者を特定する方法。

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インターネット掲示板に、佳子さまを脅迫する書き込みをした男逮捕

秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまに対して、「逆らえないようにする」「学内には同士がたくさんいる」などとインターネット掲示板の2ちゃんねるに書き込んだ男が、偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。

参考記事:佳子さま脅迫、容疑で男逮捕=2ちゃんねるに危害書き込み

今回、警視庁はネットユーザーからの通報を受けて、投稿者のIPアドレスを解析し、発信者の割り出しをしていると報じられていました。結局は、男が自ら警察に出頭して、今回の逮捕に至ったわけですが、インターネット掲示板の書き込みについて、どのようなプロセスで発信者情報の特定に至るのでしょうか。

発信者情報開示は、2つのステップ

ウェブサイトの書き込みについて、投稿した者を『特定』するためには

  1. ウェブサイト管理者に対して、IPアドレス・タイムスタンプ情報の開示を請求する
  2. (1)で開示された情報をもとに、アクセスプロバイダに対して、契約者の情報開示を請求する

の2段階のステップを経る必要があります。

ウェブサイト管理者が、投稿した者の個人情報を持っていることは少なく、あくまで「IPアドレス」という『インターネット上の住所』のような情報のみを持っています。

よって、ウェブサイトに管理者に対して、「IPアドレス」を開示していもらい、このIPアドレスを『whois』というサービスで調べることで、どのプロバイダを経由しているのかを分かるのです。

アクセスプロバイダに発信者の情報開示を請求

上記のように、アクセスプロバイダが分かった後は、プロバイダに対して、契約者の情報開示を請求します。

このように、そしてアクセスプロバイダから、情報の開示を受け、個人が特定されれば、警察が逮捕するという流れになるわけです。

一般人が発信者情報を知るためには

今回の事件のように、警察が捜査をする場合には、警察は裁判所から捜索差押許可状(いわゆる令状)を取ることことにより、強制力を使って調べることができます。

一方、個人や企業が調査する場合には、このような強制力はありません。そのため、個人や企業が発信者情報の開示を求め場合には、裁判所に対して、発信者情報の開示を求める仮処分や訴訟をする必要があります。

また、個人や企業の場合でも、誹謗中傷の書き込みなどには、名誉棄損等で刑事告訴をすることもできます。

IPアドレスや発信者情報の保管期間も関係もありますので、このような問題は迅速に動く必要があるのです!


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