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人気ソーシャルゲーム「刀剣乱舞」にトレパク疑惑!「トレパク」は著作権法上の問題になる?

「刀剣乱舞」が「トレパク」している?

名刀を擬人化した「刀剣男士」を収集・強化し、戦場の敵を討伐していく刀剣育成シミュレーションのブラウザゲームである「刀剣乱舞」。女性を中心に、今大人気のゲームです。

その刀剣乱舞に、「パクリ」疑惑が出ています。

問題となっているのは、「トレースパクリ」略して「トレパク」と呼ばれるもの。

ゲーム中に登場する「イラスト」が、ネット上にある別の画像からトレースして描かれたものではないかと疑われて、ネット上で比較検討が行われる事態になっています。

この一連の騒動について、『刀剣乱舞』開発・運営事務局は、「一部のお客様にはご不安を感じさせてしまいましたこと、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪。事実関係を確認し、改めて報告するとしています。

画像などを、そのまま転載するのではなく、元のコンテンツをトレースしたに過ぎない場合でも、著作権法上、問題になるのでしょうか?

元のコンテンツは、著作物なのか?

トレパクには、元のコンテンツ素材をそのままトレースするものや、白黒のコンテンツに色をつけるなど、若干の変更を加える場合もあります。

トレパクが著作権法違反になるかどうかは、まず元のコンテンツ素材が、「著作物」と言えなければなりません。

「著作物」とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」をいいます。

この創作性とは、高度な創作性は必要なく、作者のオリジナリティが反映されていればよいとされています。
よって、オリジナルの画像コンテンツなどは、著作物性が認められることが多くなります。

著作権法上は、勝手にコンテンツのコピーや変更をしてはダメ!

元のコンテンツが、「著作物」に当たるとした場合には、勝手にコピー(「複製」)したり、元のコンテンツを修正、変更(「翻案」)することはできません。

では、どういった場合に、「複製」や「翻案」に当たるかというと、判例上、元のコンテンツの「表現上の特徴」が残っているかどうかがポイントになります。

どういった場合に、「表現上の特徴」が残っているかといえるかは、まさに個別的な判断が必要となりますが、元のコンテンツを完全にトレースしたものや色使いを変えただけのものは、著作権侵害に当たる可能性が高いといえます。


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