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口コミサイトに投稿する際に気を付けるべき3つのポイント

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口コミサイトに投稿したら、訴えられた!?

先日…レストランを酷評したブロガーが、店のオーナーに訴えられ、裁判所で約21万円の損害賠償を支払命令が出されました。これは、フランスで実際にあった話です!

問題のブログ記事は、ブロガー本人がそのレストランで食事をしたときの経験をもとに書いたもの。
店名を名指しして、「○○地方で避けるべき店」というストレートなタイトルが付けられていました。

日本の飲食店口コミサイトを見ると、「美味しくない」「サービス0点」「もう二度と行くことはない」といった批判は少なくないですよね(^^ゞ日本でもこうした口コミを書き込んだら、店から訴えられる可能性があるのでしょうか?

口コミサイトへの投稿が、「名誉毀損」に当たるのか

例えば、ネットの口コミサイトに『まずい』など批判的な書き込みをした場合に、店から損害賠償される…とったリスクはあるのでしょうか?考えられるのは、『名誉毀損』にあたる可能性があります。
名誉毀損とは、他人(企業)の社会的評価を低下させる行為。店の評価を落とすような書き込みは、名誉毀損にあたる可能性があります。

しかし、社会的評価を低下させる表現でも、一定の条件に当てはまるなら、名誉毀損にならないとされているのです。

口コミサイトに投稿するときに注意すべきポイント

それでは、「○○って店の料理をまずい」といった口コミをすることは、名誉毀損にあたるのでしょうか?
口コミサイトに自分の意見を記載する際にポイントとなるのは次の3点です。
(1)公益を図る目的があるか
(2)意見の前提とした事実が、真実と認められるかor真実と信じたことに相当な理由があるか
(3)その店の人格攻撃などのように、正当な意見を逸脱した表現になっていないか

口コミサイトにを投稿することは、(1)公益目的と言えるのか?

実際に飲食店に行った人の感想は、他の人にとって、非常に参考になります。
合コンのお店選びの参考にしている人も多いはず!

これらのことを考えると、口コミサイトにを投稿することは、『公益を図る目的』ということができます。
もっとも、ライバル店の評判を落とそうとして、あえて『まずい』と書き込むことは、公益目的とは言えないので、名誉毀損が成立する可能性が高いです。

口コミサイトの投稿…真実といえますか?

上記(2)は、間違った事実に基づく意見はアウトということ。
ただ、『美味しくない』『まずい』といった意見は主観的なもの…単に『まずい』というだけなら、(2)は問題とされることは少ないでしょう。

気をつけるべきなのは(3)で、実際に『まずい』『サービスが悪い』と感じたからといって、あまりに過激な表現をすれば、『正当な意見を逸脱した表現』として、名誉毀損にあたると判断される可能性があります。

口コミサイトに投稿する際には、自分の正直な感想を書くことは当然ですが、書き込んだ内容に勘違いがないか、きちんと確認することが大事です。そして、必要以上に過激な表現にならないよう、注意することが大切なのです!


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