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ウェブの法律に特化した弁護士から見る スクエニ「ハイスコアガール」の著作権侵害問題vol.1

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・あのスクエニが、刑事告訴・家宅捜索される

「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などの人気ゲームで知られるゲーム会社大手のスクウェア・エニックス(スクエニ)が8月5日、著作権法違反の疑いで大阪府警の家宅捜索を受けました。
同社が発行する人気漫画「
ハイスコアガール」の中で、
ライバル企業のSNKプレイモアが、「自社が著作権を持つゲームキャラクター多数を無断で使っている」として、
刑事告発したとのこと。

このハイスコアガールは、1990年代のゲームセンターを舞台にしたラブコメディ。
この漫画には、当時流行ったゲームのプレイ画面やキャラクターなどが作品に登場していました。

真相は、これからの捜査次第ということになるのでしょうが…
この問題…企業経営者にとっては、様々なことを教えてくれます。

著作権の処理は、きちんと行う

スクエニといえば、ドラクエファイナル・ファンタジーなどのコンテンツを持つゲーム会社。
当然、著作権にも熟知しているはずですし、優秀な弁護士さんを社内に抱えているはず…。
なのに、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか?

出版社やゲームなどのコンテンツ産業の場合、他者のコンテンツを使用するときは、事前に話し合うことが原則なのですが…
許諾を持ちかけて断られるのが嫌なので、「あえて許諾をもちかけない」こともあるのが現状なのです。
オリジナルのコンテンツにとっても、コンテンツが利用されることで再び注目を浴びる可能性ある…
こうした思惑が入りまじり、非常にあいまいな形で運用されている現実があります。

しかし…あいまいな運用をしていると、トラブルが起こることも確かです。
特に、スクエニなどの大企業ならともかく、中小企業・ベンチャー企業で、著作権侵害問題を起こしたら、
会社存亡の危機が発生してしまう可能性もあります。

当たり前の話ですが…他人の著作物を無断で使用してはいけません。
マンガのキャラクターを、自社のコンテンツに使用する。
アニメのキャラクターを、自社のコーポレートサイトに使用する。
キャラクターを自社ブログに掲載する。
このような場合は、必ず許可をとるようにしましょう!

ただ…著作権法も、オリジナル作品の引用パロディーがただちに違法とされるわけではありません!
著作権の適法・違法の線引きは難しいところがあります。
自社のコンテンツ利用が著作権法に違反しているか…専門家にお問い合わせください!

次回は、著作権表示によく使われる(C)マークについてお話したいと思います。

 


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