IT法務・AI・暗号資産ブロックチェーンNFT・web3の法律に詳しい弁護士|中野秀俊
グローウィル国際法律事務所
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押えておきたい!インターネット事業者のトラブル回避法(1)

SNSのように、ユーザーによる投稿を受け付ける機能を持つ場合、
ユーザーが、以下のような投稿した場合は、どうしたらいいでしょうか。
・ユーザーが著作権を持っておらず、
許諾も受けていないコンテンツを投稿する。
・他のユーザーや第三者を誹謗中傷する書き込みをする。

そんなのユーザー勝手にやったことだから、知らんがな( ̄▽ ̄)
って言いたいですよね!

でも…それだけでは済まない場合があるんです…。
ユーザーにこのような書き込みをさせないために、
事業者にできることは… まずは利用規約に、禁止事項として

「ユーザーが、著作権侵害や名誉棄損にあたる
表現の書きこみを禁止する」 旨の記載することが考えられます。

しかし、それでもユーザーが、
上記のような書きこみをしてしまった場合は、
そのユーザー自身が責任を問われるのは当然ですが、

一歩間違えると… 事業者までも権利侵害に関する責任を
問われる可能性があるのです(*゚ロ゚)ノエライコッチャ!!

プロバイダ責任制限法では、
ユーザーが権利を侵害するコンテンツを投稿したことを知りながら、
事業者がその状態を放置していた場合には、
事業者も、責任を問われる可能性があるのです。

つまり!事業者も、著作権侵害の投稿であると
知った場合においては、削除などの対応を
取らなければならないのです!

見て見ぬふりはできない…ってことなんです(  ̄0 ̄)/ピシ!!

そうすると…
他のユーザーや第三者から、
権利を侵害している投稿があると通知されたら、
その対応を迅速に検討する必要があります。

う~ん…まさに(*゚ロ゚)ノエライコッチャ!!な事態ですな…。

では、事業者は、どのような対応をする必要があるのでしょうか。
ユーザーの投稿を即刻削除しないといけないのでしょうか…。

続きは次回に!